新米デザイナー学習帳｜Vol.1

はじめまして！入社1年目デザイナーの田中です。
ECBBに入社して、これまでやったことないことをたくさんやっております！
それをこれから少しずつ書いていこうと思います。

今回は商品写真を綺麗にする加工をざっくりと書いていきます！

被写体を切り抜く

ペンツールを使ってパスをつけていきます。
ここでのポイントは付けたパスの選択範囲を縮小することです。
選択範囲を縮小しないまま切り抜くと縁（フチ）が入ったりして綺麗な仕上がりにならない場合があるんです。その時々で縮小値は変えたりしますが、今回は“1px”縮小しました。

汚れやテカリを消す

汚れや蛍光灯の光など目立つ箇所を消していきます。これをすると後々シャドウやハイライトを入れる時に邪魔なものがなくなるので入れやすくなります。

ここで使うのはコピースタンプツールです。
これは画像の一部をコピーして別の場所にペーストできるとっても便利なツールです。しかし、そのまま使ってしまうと画像に直接スタンプすることになるので、後で修正するのが大変になります。
そこでポイントとなるのが、元画像レイヤーの上に新規レイヤーを作って、メニューバーにあるサンプルを“現在のレイヤー以下”にすることです。
これをすると画像に直接スタンプすることがなくなるので、修正も楽になります♪

明るくする

トーンカーブを使って明るくします。しかし、白い部分がなんか暗いです。白い部分に合わせてトーンカーブを調整すると全体が明るくなりすぎてしまいます。
そこで登場するのが特定色域の選択！
今回は白い部分を明るくしたい（黒の割合を減らしたい）ので、白色系を選択してブラックをマイナスにしました。

陰影を付けて立体的に

立体的に、よりリアルにするには陰影が必要不可欠です。そしてこれを作れるのがブラシツール！
ブラシツールは硬さが0〜100％まであり、0％になるにつれてぼけていきます。これをうまく使って塗っていきます。しかし、そのままでは絶対に濃いです。というか商品が見えなくなります（笑）
そこでポイントとなるのが、不透明度と描画（ブレンド）モードです。
不透明度はその名の通り数値を設定して透明度を調整することができます。
描画モードは下のレイヤーに上のレイヤーをどのように合成するかを設定できるものです。今回は影に“乗算”、ハイライトに“スクリーン”を使いました。

LEDを点灯

これで綺麗に仕上がったのですが、LEDを点灯させるともっと雰囲気がでます。
しかし、ただLEDの丸を描いただけでは点灯している感じがでません。
そこでその丸に光彩（外側）を適用します。これをするだけで点灯している感じがでるのです！更にエレメントのスプレッドとサイズを調整すると光り加減も自由自在です。

カラーバリエーションを作る

このAirPodsカバーは赤だけでなく黒と白もあるんです。カラバリを作るのにまたレタッチするのは面倒くさいって時に朗報です！
黒にしたい時は黒を重ねて描画モードを“乗算”に、白にしたい時は白を重ねて描画モードを“スクリーン”にすると簡単に色が変わるんです。濃かったり薄かったりした場合は、不透明度や色を調整すると良いです。このAirPodsカバー（白）薄いグレーを塗っています。

さいごに

Photoshopは色々な機能・方法があるので、この方法が絶対ではないです。また、この方法ですべてができるとは限りませんので参考程度にしていただけると嬉しいです。

それではさいごに。
AirPodsを持っている方も持っていない方もぜひこのケースの特徴を見てみてください。ただのケースではないんです！
見たらきっとあなたも欲しくなっちゃうはずですよ。今回使った画像のほかにもたくさんあるので画像にも注目してくださいね♪